保育士インタビュー

「療育を学ぶために未経験で木の花へ」

これまでの経歴や業務内容を教えて下さい

木の花では主に療育活動や生活動作の支援を行う保育士として勤めています。経歴は長年保育園で勤めており、乳児から幼児までいろんなクラスのお子さんを担当した経験があります。発達に課題を抱える子どもたちや加配がつく子どもたちと関わりは持っていましたが、身体的に障がいを持つ子どもたちと関わる経験はなく未経験でした。

療育に取り組もうと思われたきっかけはなんですか?

保育園で発達に課題を抱える子どもたちとの向き合い方を勉強する中で、療育という言葉を知り、徐々に興味が強くなって行きました。特に療育を受けた後、保育園に戻って来る子どもの晴れやかな表情が印象的で、もっと理解を深めていきたいと思ったのがきっかけです。

未経験で入職した理由はなんですか?

ハローワークで木の花のことを知り、直感で「ここを見てみたい」と思い訪ねました。実はそのとき重心のことも書いてあったのですが、そのこと自体よくわかっていませんでした。見学に来て初めてその言葉の意味を知り、これまでそのようなお子さんと接する機会がなかったので、驚きと同時にすごく胸が苦しくなりました。どうしようと悩みましたが、その時いた先生方がすごく明るくて元気で、そしてお母さんの前向きな様子を見て、皆さんがここに至るまでの気持ちを知りたいというのが正直な理由です。

大変なことや戸惑ったことはありますか?

一番大変だったことは何をしたらよいかわからなかったことでした。保育士として10数年子どもたちと関わって来ましたが、最初は別世界と感じていました。子どもたちの訴えを理解すること、医療的なケアや体のこと、支援や介助のこと、車椅子や装具のこと・・・。わからないことしかなく、もっと早く始めていたらよかったと思いましたが、一つずつわかることが増えると、これまでの経験を活かして支援することもできるようになってきました。だからこそ、未経験で入って来られる方へのサポートを手厚くしてあげてほしいと思いますし、私が未経験だったからこそサポートしたいと思います。

1日のスケジュールを教えて下さい。

平日は10時から出勤して、子どもたちが来るまでは主に療育の準備をしています。学校が終わる頃にお迎えに行き、療育が始まります。療育ではピアノを弾いたり歌を歌ったりして、子どもたちが嬉しそうにしてくれる表情が見れるのがやりがいです。また、これまでに比べて朝の出勤時間がゆっくりなので、体を動かすためにジムに行っています。好きなことができる朝の時間は、私にとって大切な時間になっています。そして土曜日や祝日は、9時前後からご自宅までお迎えに行き、送り届ける17時頃まで、1日を通して療育を行います。お出かけもよくあり、子どもたちと関わる時間が増えるので、楽しみな日でもあります。

大切にしていることは何ですか?

子どもたちは、学校で1日頑張って帰って来るので、ほっとできる場所、好きなことができる場所を作ってあげたいと思っています。また、初めてお散歩に行くとき私はとてもドキドキしていました。でも先生方や子どもたちのすごく楽しんでいる様子をみて、心配ばかりしていてもダメだめだなと思い、今はお出かけを心から楽しみ、子どもたちと想いを共有することを大切にしています。

チャレンジしたいことはありますか?

実は近々フルマラソンにチャレンジしようと思っているんです。だからみんなで駅伝でもチャレンジできたらなぁと・・・ふふふ、冗談ですよ(笑)

ある日のスケジュール

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