仕事のこと

家庭、学校に続く、3つ目の生活の場です

放課後等デイサービスとは、障がいを持つ就学児が、授業終了後や学校がお休みの日に、生活動作や集団生活の支援、地域社会との交流を行う場です。また、保護者の子育てを社会的に支援する役割も担っています。

心身に重い障がいを持った子どもたちです

株式会社Heart full Supportは、心身に重い障がいを持っている子どもたちの支援を専門としています。そのため、生活動作に多くの支援が必要な子どもや、看護師による医療的なケアを必要とする子どもたちが通っています。

必要な医療的ケア

  • 人工呼吸器管理
  • 喀痰吸引
  • 気管切開部のケア
  • 導尿、排便管理
  • 内服管理
  • 胃瘻、経管栄養管理
  • 発作時対応 など

個性豊かな子どもたちです

苦手なことが多かったり、専門的な支援が必要で、成長もゆっくりですが、それぞれのペースでのびのびと成長しています。もちろん、得意なことや大好きなこともたくさんあり、個性豊かな子どもたちです。

各種専門職が医療と福祉の両面で支援する仕事

子どもたちの安心と安全を守りながら、心を豊かにする取り組みをするために、看護師、保育士、機能訓練士、児童指導員などの様々な専門職が、医療と福祉の両面から多様な支援を行っています。

共通する基本的な支援
  • 体調や健康状態の確認をすること
  • 排泄や食事など生活活動を支援すること
  • 心身の成長を見守り、支援すること
  • 療育活動を通してコミュニケーションや社会性を育むこと
  • 家族との情報交換や相談支援を通して暮らしの安定を図ること
  • 地域の関係機関や事業所と連携して支援を進めること
看護師の主な役割
  • 医療的ケアを要する子どもへの看護支援
  • 活動時の医療的サポート
  • 急変時の備えや看護体制の整備
保育士・児童指導員の主な役割
  • 多様な障がいを持つ子どもたちへの柔軟な活動の実施
  • 子どもの気持ちを育む交流の実施
  • 子どもの専門家としての家族への支援
機能訓練士の主な役割
  • 生活に必要な動作練習や環境の整備
  • 発達視点でのリハビリテーション
  • 活動時の身体・環境へのサポート

平日の業務スケジュール例

10:00出勤
 清掃・環境整備
10:30活動準備、研修会、委員会、会議など          
12:00 お昼休み
13:00スタートミーティング
13:30活動準備
14:30学校お迎え
 運転手または添乗者
 先生と情報交換
15:00木の花に到着
 体調確認・連絡帳確認
 排泄、水分補給、おやつ対応
16:00療育活動
16:45帰宅準備・送迎
 連絡帳の記録
 運転手または添乗者
 保護者と情報交換
18:20記録、片付け・清掃
クローズミーティング
19:00退勤

この仕事の大変なこと

気持ちを読み取る難しさ

利用している子どもたちは、気持ちや体調を言葉で表現することや伝えることが苦手なことが多いため、子どもたちの気持ちを正しく把握することが容易ではありません。一緒に過ごす時間を重ねても「いま何を訴えているのだろう」と悩むことも多くあります。だからこそ他職種や先輩職員と常に一緒に観察して気づきを共有し、少しずつ「わかる」を増やしていけるような環境を作っています。

案外力仕事なこと

小学生から高校生までの子どもたちが利用していますが、中高校生になると体も大きく成長します。喜ばしいことですが、車椅子への乗り移りや排泄介助の繰り返しは、職員の体にも負担がかかります。子どもだから負担が小さいわけではありません。職員だけではなく、子どもたちの体の負担を減らすためにも、声を掛け合い複数人で介助するように心がけています。

常に緊張感があること

急な体調変化のリスクが高く、些細な変化も見逃せません。てんかん発作や呼吸状態の変化など、緊急性の高い事態も起こり得る可能性があるため、常に緊張感を持って支援にあたる必要があります。医療の専門知識も必要になってきますが、落ち着いて対応できる冷静さや、協力を求める発信力が求められます。常にリスクがあると心構えをしておくこと、気づいたらすぐに共有することが大切です。

この仕事ならではの魅力

子どもたちの笑顔との出会い

子どもたちとご家族にとって、「楽しい」「うれしい」という瞬間は特別な価値があります。その大切な瞬間に寄り添い、子どもたちの笑顔や小さな変化に気づけた時の喜びは、何物にも代えがたいものです。そんな心温まる瞬間に携われることが、この仕事の最大の魅力です。

成長の喜びを共有できる仲間

子どもとご家族の支援は、医療・福祉・教育・行政など、様々な専門職がチームとなって行います。心身ともに最も成長する時間を長い間一緒に過ごすからこそ、情報交換の場では、「実はこんな一面も!」「こんなに成長してるんだ」という発見があります。子どもたちの成長を多くの仲間と喜び合える関係性も、私たちの大きな励みとなっています。

2つの専門性を深められる環境

多くの放課後等デイサービスは主に福祉の分野ですが、この事業所を利用している子どもたちは、より医療的な支援を必要とする子どもたちです。そのため、医療と福祉の両面で支える必要があります。前職が医療の分野でも、福祉の分野でも、お互いの専門性から学び合える環境があります。日々の支援を通じて、自身の経験を活かしながら異なる分野の専門性を深められることが、この職場ならではの魅力です。

「ちょっと話を聞いてみたい」「私にできるかな?」と思っていることはありませんか?カジュアル面談では、堅苦しい場ではなく、リラックスした雰囲気で、あなたの「聞いてみたい」に答えています。